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『四月物語』

1998年(邦)   青春/恋愛    評価★★★☆
監督:岩井俊二
脚本:岩井俊二
撮影:篠田昇
出演:松たか子、田辺誠一、藤井かほり、留美、加藤和彦、光石研、松本幸四郎、藤間紀子、市川染五郎、松本紀保、塩見三省、江口洋介、石井竜也、伊武雅刀 etc


〈作品紹介〉
暖かな日差しの中、桜吹雪が空に舞う4月。楡野卯月(=松たか子)は東京の大学に通うため北海道から上京した。おとなしい性格の彼女は、変わった性格の友人・さえ子(=留美)やアパートの隣人の照子(=藤井かほり)など、個性の強い人々との触れ合いの中で、次第に心を開いていく。だが、そんな卯月もさえ子に大学の志望動機を聞かれた時だけは、思わず言いよどんでしまうのだった。彼女がこの大学を選んだのには人に言えない“不純な動機”があったからだ…。

〈作品感想〉
どうせ奇跡と呼ぶなら、私はそれを愛の奇跡と呼びたい。

映画というものは、観る人の捉え方によって変わってしまう。この作品にしても、ただ女子大生のなにげない日々をタラタラと流しているだけと思う人もいるかもしれません。人それぞれ感性が違いますので、残念ではありますがしょうがない事なのでしょうね。

物語すべてが伏線といってもいいかもしれません。彼女がどれほど先輩のことが好きなのかって事を、映画全体で表している様に感じました。映画全編で見られる彼女の曖昧さ。引っ越しのときも、サークル選びのときも、彼女は自分の考えをはっきり主張出来ていません。でも彼女は好きになった先輩の為に、受かったら奇跡と言われた大学に合格します。その努力は並大抵ではないと思うし、それに先輩に傘を借りに行って「返さなくてもいいよ」と言われた時の「返しに来ます」の言葉には、彼女の強い思いが込められていたように感じました。

まさに松たか子のプロモーション映像で、東京行きの見送りのシーンでは本物の家族が出演してます。中盤での映画鑑賞シーンでの映画の中には、同じ所属事務所の先輩である「伊武雅刀」と「江口洋介」が出演しています。

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2008/11/23 22:12 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

『時効警察』

2006年(テレビ朝日)  ミステリー/喜劇    評価★★★★
脚本:三木聡 、園子温 、オダギリジョー etc
演出:三木聡、吉田玲子 、麻生学 、安見悟朗 etc
音楽:坂口修
出演:オダギリジョー 、麻生久美子 、岩松了 、ふせえり 、江口のりこ 、豊原功補 、緋田康人 、光石研 、五王四郎 、犬山イヌコ etc


〈作品紹介〉
時効が成立した事件を“趣味で”捜査する総武署時効管理課の警察官・霧山修一朗(=オダギリ・ジョー)の活躍を描くコメディーミステリー。

物語の中には随所に視聴者の笑いを誘う要素がでたらめとも言えるほどに散りばめられており、その中にはちょっとした伏線が含まれていることもあるので細部まで見逃せないものとなっている。この手法は同局のドラマ『TRICK』でも使われている。

〈作品感想〉
第1話【時効の事件には、おいしい御飯の湯気が似合うと言っても過言ではないのだ】
[脚本]三木聡  [演出]三木聡 
[ゲスト]東ちづる
◆時効事件を捜査するという趣味を見つける桐山『漁師の趣味が釣り』な・る・ほ・ど

第2話【偶然も極まれば必然となると言っても過言ではないのだ!】
[脚本]三木聡  [演出]三木聡 
[ゲスト]池脇千鶴
◆ウサギのタメちゃん「ふぅーんッ」初登場です

第3話【百万人に無視されても一人振りむいてくれれば人はしあわせ…じゃない?】
[脚本]岩松了  [演出]岩松了 
[ゲスト]緒川たまき
◆無駄に靴底を減らすヤツ、霧山修一朗

第4話【犯人の575は崖の上】
[脚本]園子温  [演出]園子温 
[ゲスト]永作博美
◆許されぬ、時効過ぎても、罪は罪(シューッ

第5話【キッスで殺せ! 死の接吻は甘かったかも?】
[脚本]高山直也/塚本連平  [演出]塚本連平 
[ゲスト]奥菜恵
◆小さくまとまるなよ~、押忍っ

第6話【恋の時効は2月14日であるか否かはあなた次第】
[脚本]園子温  [演出]園子温 
[ゲスト]森口瑤子
◆バレるから罪じゃない、バレない罪こそ背負う罪なんだよ~

第7話【主婦が裸足になる理由をみんなで考えよう!】
[脚本]岩松了  [演出]塚本連平
[ゲスト]葉月里緒菜
◆リバーシブルつまようじ、へぇ~~~、いらねぇ

第8話【桜咲く合格通知は死への招待状?】
[脚本]K・サンドロヴィッチ/山田あかね [演出]K・サンドロヴィッチ 
[ゲスト]桜井淳子
◆数字憶えるのとかミートゥーなんだよ

最終話【さよならのメッセージは別れの言葉とは限らないと言っても過言ではないのだ!】
[脚本]三木聡  [演出]三木聡 
[ゲスト]りょう
◆ソーセージは曇りの日に食べた方が美味しーじゃない


2008/11/03 07:53 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

『座頭市』

2003年(邦)  時代/アクション    評価★★★★
監督:北野武
脚本:北野武
音楽:鈴木慶一
出演:ビートたけし、浅野忠信、夏川結衣、大楠道代、大家由祐子、橘大五郎、ガダルカナル・タカ、岸部一徳、石倉三郎、柄本明、六平直政、つまみ枝豆 etc


〈作品紹介〉
その日、訳ありの三組が同じ宿場町にやってきた。一人は盲目で居合いの達人・座頭市(=ビートたけし)。もう一組は浪人の服部源之助(=浅野忠信)と妻・おしの(=夏川結衣)。服部は、病気を患う妻のために用心棒の職を探していた。さらにもう一組、旅芸者のおきぬとおせいの姉妹。彼女たちの三味線には人を殺めるための仕掛けが施されていた。それぞれに影を秘めた皮肉な運命の糸は、次第に交錯していく。やがて因縁や怨恨の入り交じる壮絶な闘いが幕を開ける。


〈作品感想〉
「盲の方が人の気持ちが分かるんだよ」

随所に笑いが散りばめられている所は。さすが北野映画ですね。刀を抜くときに隣の仲間の腕を斬ったり、昼間に裸で家の周りを走り回るバカ男がいたりとシリアスになりがちな時代劇をうまく料理してます。

最近では現代型の時代劇が主流となりつつありますが、その中でも斬新だなぁと思わせたのは、BGMとストンプ&タップを同化させた演出だろう。クワの音、泥を踏む音などで音楽を作る所なんか面白いなぁと感じました。最後のタップダンスは要らない気がしましたがね・・・。

なんといっても座頭市の醍醐味は“殺陣”ですよね。スピード感があって、そこはとても満足でした。裸の相手を斬ったとき、斬った瞬間に刀傷がつく所、指を斬りその指がきちんと斬り飛ぶ所、ここ見落としがちだけどスゴい技術です。あと血しぶきの飛び方、刀から流れ落ちる所とか、ホントに細かくて美しいです。美しいといえば、浅野忠信さんの斬り終わった後、刀を鞘に納める技、美しすぎます。

最後の市と服部の対決のシーン。一瞬で勝負が着きますが、これにもきちんと伏線があります。2人が出会う酒場のシーンで浅野は順手で刀を抜こうとします。そこに素早く間合いをつめた市が逆手で刀を抜きながら「こんな狭い所で、刀そんな風に掴んじゃダメだよ」と言います。これがあった為、服部は逆手で攻めて来る市の攻撃をシミュレーションします。するとそれを感じ取った市は順手に刀を持ちかえて攻撃して服部を斬ります。

う~ん、でも最後の実は◯◯◯じゃないってのはナシかと・・・。

2008/10/29 22:52 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

『図鑑に載ってない虫』

2007年(邦)  人情/喜劇    評価★★★☆
監督:三木聡
脚本:三木聡
撮影:小松高志
出演:伊勢谷友介、松尾スズキ、菊地凛子、岩松了、ふせえり、水野美紀、松重豊、笹野高史、三谷昇、渡辺裕之、高橋惠子、園子温、田中哲司、片桐はいり etc


〈作品紹介〉
月刊「黒い本」の美人編集長(=水野美紀)から「一度死んでも生き返れるという“死にモドキ”を使って、臨死体験をルポしろ」というとんでもない依頼を受けるルポライターの“俺”(=伊勢谷友介)。締切りに間に合わなければ半殺しにすると言われた彼は、アル中のオルゴール職人エンドー(=松尾スズキ)を相棒に“死にモドキ”を探す旅に出るのだが…。


〈作品感想〉
「岡」っていう字はアザラシに似てるんだよ。

今回は解りやすいストーリーとテーマがきちんとあって、納得の出来でした。相変わらず三木ワールドは健在で、ワンシーンにどれだけの笑いを入れるんだ~ってくらい細かいのが入っちゃってます。このバカバカしさがとても好きです。

やはりなんといっても役者の選び方が面白いですね~。いつもの出演者に加えて、伊勢谷友介、菊地凛子、水野美紀という正当派の役者陣を絡め、彼らを三木ワールドに染めちゃってます。う~ん、でも伊勢谷さんは何やってもカッコいいです。水野美紀、この作品で得たものより失ったものの方が多いのでは・・・?(笑)

ラストのオチは完全にハマりました。『死』について考えてしまいました。伊勢谷の行った死後の世界。生きていた時とほとんど変わらない世界、だけど自分の知っている人達のいない世界。「自分の存在が認識されない世界」「自分を必要としていない世界」そこはすなわち『死後の世界』なんだ。だったら現在の自分の世界は「死後の世界」に近いのかも知れないなぁ。なんちゃって~。。。。プシューッううわぁぁぁ

みなさん“なんちゃって”のやり過ぎには注意してください。

2008/10/28 05:38 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

『震度0』

2007年(WOWOW)  社会/ミステリー    評価★★★☆
原作:横山秀夫
監督:水谷俊之
脚本:渡邊睦月
出演:上川隆也、國村隼、渡辺いっけい、升毅、斉藤暁、矢島健一、西村雅彦、余貴美子、戸田菜穂、平山あや etc


〈作品紹介〉
1995年1月17日、阪神・淡路大震災が発生したその日、某県警察署でも事件が発生。警務課長の不破(=西村雅彦)が消えたとの妻の静江(=余貴美子)から上司の冬木(=上川隆也)に連絡があったのだ。県警最高幹部の6人が捜索の算段をする中、叩き上げの藤巻(=國村隼)は、警務課内だけで事件を解決しようとする冬木よりも先に真相をつかもうと躍起になる。出世、退職後の天下り先など、6人の男たちの思惑が絡み合う中、不破の失踪は思いがけない方向へ転がり始める…。


〈作品感想〉
「真実は見えた。だが正義が何か見えない」

失踪した警務課長の行方と原因を捜査する。『仲間の心配』という本来の目的とは別に、県警上層部の彼らは「出世」「体裁」「賄賂」「隠蔽」「自衛」と自分達の事しか考えていない。謎解きの魅力よりも、彼らの駆け引きや心理状況を楽しむ作品ですね。

会議室で繰り広げられる彼らの『会話の戦争』は見物です。まさに「事件は会議室で起こってるんだ」って感じです。まるでシリアス版の「三谷作品」でした。同じ階級でもキャリア、準キャリア、ノンキャリアで立場が違うんだね~、そういう事も勉強になりました。本来の目的である『失踪の謎』も予想を超えた結末で一応納得でした。まぁ驚きも興奮もしないんですがね~。

なぜ『震度0』なのか?
テレビの中では阪神大震災の映像が流れている。結局は現場での『震度』と会議室での『震度』の差を皮肉った意味なのではと思う。他人の痛み(地震被害者&警務課長の嫁)を感じる事の出来ない警察官僚達への・・・。

2008/10/26 09:17 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(0)TRACKBACK(2)  TOP

『12人の優しい日本人』

1991年(邦)  社会/コメディ    評価★★★★
監督:中原俊
脚本:三谷幸喜
撮影:高間賢治
出演:塩見三省 、相島一之 、豊川悦司 、村松克己 、上田耕一 、二瓶鮫一 、林美智子 、加藤善博 、山下容莉枝 、大河内浩 、中村まり子 、梶原善 etc


〈作品紹介〉
もし日本にも陪審員制度があったらという仮定に基づいて、ある殺人事件の審議に奮闘する12人の陪審員の姿をユーモラスに描く「三谷幸喜」脚本の作品。

ある殺人事件の審議のために、12人の陪審員が集められた。パブのマスター・教師・職人・主婦・他、普通の日本人がお互い初対面のまま一堂に会し審議を進めていく。審議は、極めて日本的な主観論、情状酌量、事なかれ主義、根回しの中で、「無罪」と「有罪」の間を揺れ動く。そしてこの12人の優しい日本人の出した評決は……?


〈作品感想〉
貴方なら、有罪にしますか?無罪にしますか?

ハリウッド映画の『十ニ人の怒れる男』を題材にした作品。この2作の違いは題名にもある通り“激しい討論”(怒)と“静かな討論”(優)の違いだ。両作品共に違った面白さがあり、どちらかと言わず。どちらも観て欲しい作品です。

ストーリーそのものは解りやすく出来ていますが、その構成力が三谷ワールドの魅力ですよね。それに独特のキャラクターを持つ出演者たちの演技力がプラスされるとその素晴らしさは何倍にも膨れ上がります。

それぞれの強引すぎる“空想論”は観る人が観れば「フザケ過ぎ」と思われるかも知れませんが、喜劇ですからフザケすぎてていいと自分は思います。この作品は時代時代で作り替えていける、作り替えていった方が面白い作品だと思いますね。

2008/10/25 06:30 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

『将軍家光の乱心 激突』

1989年(邦)   時代/アクション   評価 ★★★★
監督:降旗康男
脚本:中島貞夫
原作:中島貞夫
出演者:緒形拳 、千葉真一 、松方弘樹 、二宮さよ子 、京本政樹 、丹波哲郎 、長門裕之、織田裕二 etc


〈作品紹介〉
将軍・家光(=京本政樹)は自分と似ていないという理由で長男・竹千代を嫌って佐倉藩に預け、次男・徳松を溺愛していた。そして将軍継承を行う前に竹千代を殺す計画をたてる。ある日、竹千代を幕府の刺客団が襲ったが、石河刑部(=緒形拳)ら凄腕の浪人達が護衛していたため、事無きを得た。刑部と家光の間にも因縁があった。かつて刑部は妻を家光の側女として無理矢理召し上げられていたのだった。
将軍継承に絡み我が子・竹千代を殺そうとする徳川家光と、それを守ろうとする藩士達との攻防を描く…。

〈作品感想〉
物語はよくある感じで、将軍の暗殺計画から世継ぎの子を6人の浪人が守るといった話ですが、アクションや構成などは素晴らしいものがありました。浪人達が大軍に追いつめられ、最後の戦いに入る時にTHE ALFEEの「FAITH OF LOVE」が流れるんですが、時代劇なのにロックをもってくる斬新さがカッコいいです。

6人のうち、一番先に逝ってしまう織田裕二。台詞もほとんどありませんが、6人のうちで一番活躍したのはこの人でしょう。死ぬ間際に100人くらいは道連れにしちゃってます。

やっぱり圧巻は、緒形拳と千葉真一の一騎打ちのシーンですね。2人が格好良く剣を交えるのではなく、バタバタ、ドタドタと転げながら、家の中の物とか投げたり、鶏小屋に突っ込んだりと、リアリティーのある2人の死闘は見事でした。

浪人達が命を投げ出しても、竹千代を守ろうと決意するシーンや演出があれば、より面白く感じたと思う。その辺りが残念な所です。

2008/10/09 14:20 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

『Sweet Rain 死神の精度』

2008年(邦)     評価 ★★★★
ジャンル : 人間/幻想
原作:伊坂幸太郎
監督:筧昌也
脚本:筧昌也、小林弘利
出演:金城武 、小西真奈美 、富司純子 、光石研 、石田卓也 、村上淳 、吹越満 etc


〈作品紹介〉
人気作家・伊坂幸太郎の小説「死神の精度」を映画化。

死神が現れるのは、人が不慮の死を迎える7日前。彼が現れるときはいつも雨。観察期間の後、「実行」か「見送り」かを判断するのが仕事だ。楽しみは、CDショップで、“ミュージック”を聴く事である。いつも「実行」の決断をしていたが、ある時ひとりの女性に対して死神は「見送り」を決断する。それによって人々の運命が少しずつ変わっていく・・・。


〈作品感想〉
「死ぬことについてどう思う?」

いま一番好きな作家『伊坂幸太郎』の作品で、原作はとてもよかったので期待していました。原作を超える事はありませんが映画も映画でよかったと思います。

金城武を死神役に抜擢したのはよかったと思います。何を考えているか解らないミステリアスな雰囲気と日本人みたいで日本人ぽくない感じが、とても死神っぽいと思いました。(見た事ないけど)

原作では出てこない黒い犬(ディア)が出てきます。原作では死神の世界との通信に電話を使うのですが、その代わりに犬と交信してます。その犬(ディア)の台詞が字幕なんですが、それが妙に気になりました。吹き替えで喋らせた方がよかったのでは・・・。

原作では6つの短篇ストーリーに別れていて、映画はこの中の『死神の精度』『死神と藤田』『死神対老女』で構成されています。自分としてはひとつの話をもうちょっと短くして、『恋愛で死神』を入れて欲しかった。作品全体の重要なポイントはこの話にあると思うのですが・・・。

一恵が過去を思い出した時、喫茶店のガラスの模様が動き出し、鳥達が飛び立ったりと、とてもキレイな演出でした。あの演出をもっと随所に入れて欲しかったです。


2008/08/30 22:36 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

『ザ・マジックアワー』

2008年(邦)  コメディ   評価★★★★

監督:三谷幸喜
脚本:三谷幸喜
出演:佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行、戸田恵子、寺島進、小日向文世、伊吹吾郎、浅野和之 etc


〈作品紹介〉
クラブ「赤い靴」支配人の備後(=妻夫木)は、ギャングのボス・手塩(=西田)の情婦・マリ(=深津)に手を出したのがバレて大ピンチ。5日以内に幻の殺し屋・デラ冨樫を探し出して連れて来なければ命はないと脅される。が、デラの居場所に皆目見当もつかない備後は替え玉を仕立てる苦肉の策に出る。そこで白羽の矢が立ったのが売れない俳優・村田大樹(=佐藤)。主演映画を撮りたいと村田を騙し連れて来るのだった。


〈作品感想〉
あれだけ監督自らに最高の作品だと言われたら期待しすぎてしまいますよね~。ただ笑える所は笑えました。自分では『有頂天ホテル』が最高傑作だと思っているので、敢えてそこまで褒めません。

佐藤浩市は最高です。ナイフを舐めるシーンは爆笑でした。そこにかぶせる西田敏行「そんなに、気にいったのかね?」今、思い出しても笑えてきます。

ストーリーの仕掛けはよく出来ていたと思いますが、思っていたより笑える所が少なかった。ひとりひとりのキャラで笑わせてくれると良かったのですが、結局は佐藤浩市と西田敏行の絡みだけでした。

三谷作品の醍醐味"予想外"がなかった事だけが残念です。彼の脚本に感嘆の声をあげたかった。

予想外といえば、マジックアワーの意味ですね。なんかイイ話にしすぎなんだよなぁ。

2008/07/23 00:23 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

『ZERO』〈就活篇〉+〈入社篇〉

2008年(邦)    評価★★★☆
ジャンル:社会/コメディ
監督:中尾浩之
脚本 : 中尾浩之
出演:小出恵介 、 高橋真唯 、 今野浩喜 、 永田彬 、 千原せいじ 、 唯野未歩子 、 小林且弥 、 加勢大周 、 田中要次 、 温水洋一 etc


〈作品紹介〉
気鋭の映像ディレクター・中尾浩之が現代日本のサラリーマン社会をテーマに描く不条理コメディ。
就職活動を始めた平凡な大学生・田中太郎。就職活動のシステムが変わったという知らせを受け、就活用に必要なエントリーシートを提出しようとする彼に、アクシデントの数々が襲い掛かる…。


〈作品感想〉
まるでサバイバルのような今の就職活動の現状をもじってコメディにした感じがとても面白かったです。
俳優陣の個性がきちんと出ている作品だったと思います。小出恵介、高橋真唯、田中要次、加勢大周などはとても良かったと思いました。この作品には芸人さん達も結構出てて、その中でキング・オブ・コメディの今野浩喜はグッドでした。でも品川祐の演技・・・上手いのか?

社会のくだらないルールにいつしかに染まってしまう僕らは、それが大人になる事だと無理矢理納得して進んでいくんですね。男は仕事が一番とよく言いますが、自分は会社の為に何かを犠牲にするなんて事は出来ません。きちんと休みをとって、ゆっくり映画でも観ていたいものです。

2008/06/25 18:21 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

『象の背中』

2007年(邦)       評価★★★★
ジャンル : 人間愛

監督:井坂聡
出演:役所広司 、今井美樹 、塩谷瞬 、井川遥 、高橋克実 、白井晃 etc


〈作品紹介〉
秋元康の長編小説を「g@me.」の井坂聡監督が映画化。

48歳の藤山幸弘は、末期の肺ガンで余命半年と突然宣告される。残された時間をどう生きるかの選択を迫られるが、延命治療をせずに、これまで出会った人々と再会をし、別れを告げる決意をする。家族の絆、そして夫婦愛を真正面から描いた感動作。


〈作品感想〉
この作品は、癌の治療で大変な思いをされた人や、浮気の許せない女性などには受け入れられないみたいです。
でも自分がもし末期の癌と宣告されたら、延命治療を受けないと思います。最後にやり残したこと、自分の好きな事がしたいから。でも愛人と対面する妻の気持ちはどうしても理解出来ません。許せないよな~、絶対!!

まぁそのへんの話しは物語の本筋とは違いますので、本筋だけ観ていけばとてもいい作品だと思います。一番グッときた所は、

「もう一度、生まれ変わっても私にプロポーズしてくれますか?」

という妻の台詞ですね。そしてその問いに答える様に、意識のないまま手を握り返す夫。泣けました。


そしてやはり役所広司の演技は素晴らしいですね。
この役の為に体重を10kgも減らして臨んだだけあって本当の病人のようでした。その様子は『レナードの朝』のロバート・デニーロを彷彿させるものがあり、本当に見事でした。



2008/03/20 14:52 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

『自虐の詩』

2007年(邦)人情/喜劇    評価★★★☆

原作:業田良家
監督:堤幸彦
出演:阿部寛 、中谷美紀 、遠藤憲一 、カルーセル麻紀 、竜雷太 、名取裕子 、西田敏行 etc


〈作品紹介〉
業田良家原作同名4コマ漫画を映画化!

阿部寛演じるちゃぶ台返しが得意のイサオ、そんなイサオに絶対的な愛を捧げる中谷美紀演じる幸江の2人を中心に、2人を取り巻く人々のリアルな生活を描いた笑あり涙ありのエンターテインメント作品!


〈作品感想〉
予想通り『嫌われ松子の一生』とカブりました。でも自分は『自虐の詩』の方が笑えました。

予想していたよりもしっかり作られた作品でした。人物構成や物語の起承転結がしっかりしてました。原作が4コマ漫画なだけに話がスムーズに流れてはいないですが、そのあたりは想像して観ればいいと思います!

逆に話と話のあいだにきちんと小区切りをつけて(コントのようにフェイドアウトさせて)、連続短編集みたいな作りにしてもよかった気がする。それで要所要所に必殺“ちゃぶ台返し”を折り込んだほうがテンポが出たかもしれない。

なんにしても、カルーセル麻紀に助演女優?賞な感じでした。


2008/03/16 17:07 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

『サウスバウンド』

2007年(邦)人情/喜劇     評価★★★

監督:森田芳光
原作:奥田英朗
出演:豊川悦司 、天海祐希 、北川景子 、松山ケンイチ 、平田満 、吉田日出子 etc


〈作品紹介〉
「税金など払わん、学校へなんか無理に行かなくていい。文句があるなら国民辞めちゃおー」という破天荒な父、一郎(=豊川悦司)。でも決して嘘はつかず、表面的な正義を振りかざすことはない。だけど子供達はそんな父親を迷惑に思う。ある時、この家族はすべてを捨てて沖縄へ移住することになるのだが、そこでも…。


〈作品感想〉
一言で言うと、南国版の『北の国から』ですかね~。南の国だけに人も中身も“明るい”ですが・・・。掲げている問題とのギャップは面白いかも!!

本筋だけでどんどん進んでいく感じで、ストーリーに深さが感じられませんでした。原作はまだ読んでませんが、原作では多分もっといろんな事が起こるのだろうと思います・・・。
ラストも離ればなれになる親子が、そんな笑顔でいいのかな~って思いました。逃げたら結局は負けじゃないのか?抵抗したからそれでいいのか?  親は自分の信念(正義)を貫け、と子供に教えたかったんでしょうね、、、、う~ん、巨大な悪に対してどう反発するのか・・・難しいです。

そんな中、役者陣はとてもいい演技をしてました。豊悦はもちろんですが、子役の熱演が目立った作品でした。


2008/03/16 11:50 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

『サッド ヴァケイション』

2007年(邦)        評価★★★★
ジャンル : 人間ドラマ

監督:青山真治
出演:浅野忠信 、石田えり 、宮崎あおい 、板谷由夏 、中村嘉葎雄 、オダギリジョー 、光石研 、斉藤陽一郎 etc


〈作品紹介〉
『Helpless』『EUREKA ユリイカ』に続く、青山真治監督の3部作最終章。

『Helpless』の健次、『EUREKA ユリイカ』の梢(こずえ)のその後を描いていて、この2人が奇妙な偶然で出会うことになるのだ。複雑な事情を抱えた健次(=浅野忠信)が流れ着いた先で、自分を捨てた母親(=石田えり)を見つける・・・。



〈作品感想〉
とりあえずはこの作品を観る前に先の2作品を観てください、と言いたい。そうじゃないとこの作品の良さが100%伝わらないと思います。

作品の内容はまさに最終章と言うべき内容で、素晴らしかったです。

前作との完璧なコラボレーションに拍手です。
まずは俳優陣の演技“光石研”の部屋飲みのシーンの演技が最高でした。
そして新旧個性派俳優の2人“浅野忠信”と“オダギリジョー”とのコラボ・・・ブラボーd(o⌒∇⌒o)b
この作品の俳優陣は全員が主役って感じでした。すげ~存在感です。

音楽も~、気付いた人は気付いたと思うけど・・・お~~っヽ(*゚O゚)ノ

また前作を観てみようって思わせるあたりが、ニクいね~っ!! (復讐劇だけに)

2008/03/01 11:08 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

『SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ』

2007年(邦)          評価★★★
ジャンル : アクション/バイオレンス

監督:三池崇史
出演:伊藤英明 、佐藤浩市 、伊勢谷友介 、安藤政信 、石橋貴明 、木村佳乃 、香川照之 、堺雅人 、小栗旬 、クエンティン・タランティーノ 、桃井かおり etc


〈作品紹介〉
マカロニ・ウエスタンならぬスキヤキ・ウエスタンムービー。奇才・三池崇史が送る源平合戦と西部劇を合体させた娯楽活劇だ。

壇ノ浦の戦いから数百年後、ある村にある埋蔵金をめぐり、平清盛(=佐藤浩市)の平家ギャングと源義経(=伊勢谷友介)率いる源氏ギャングの果て無き抗争が勃発する。その真っ只中に、さすらいのガンマン(=伊藤英明)が流れ着く。清盛も義経も凄腕のガンマンを用心棒にしようと画策するが、寡黙な男が目を留めたのは、清盛への復讐心に燃え、義経の元に身を寄せる女・静(木村佳乃)だった…。


〈作品感想〉
一言でいえば三池監督らしい、いい意味でハチャメチャな作品です。

相変わらず、アクションの撮り方はカッコいいですね~。伊勢谷さんのいい所を十分に引き出してると思います。ただ女性には理解されにくいのかな~。

ハチャメチャな作品には笑いは必要ですね。これまでの監督の作品はハチャメチャなのに笑える所が少なく、観終わった後に「なんじゃこりゃ」って感じの作品が多かったですが、“石橋貴明”をいい形で使ってました。
それに加えて、タランティーノと桃井かおりの役柄も絶妙な使い方だったと思います。

駄目押しにサブちゃんはヤラれました。

2008/02/11 18:19 | さ・し・す・せ・そCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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